残暑お見舞い申し上げます。
写真は栗きんとんの名店、すやの若あゆですが、ぷっくりとした風情がかわいらしい。今にも泳ぎだしそうな若あゆをみていると、記憶のなかに棲んでいる楽しかった川あそびのようすが浮んでくる。
あゆは、姿に品があって香りもよいことから、香魚とも呼ばれる川魚の王様です。そして夏の味覚の代表格。春から川を上りはじめ、6月に若あゆとなってさらに上流に向かいますが、この夏の日本帰省はちょうどその時季でありました。そして日本特有の梅雨の期間。
梅雨という言葉は、梅の実が熟してくる時季に当たることからきています。このころは梅やらっきょう、みょうがなどの香味のものがではじめるころなので、塩漬けや甘酢漬けなどを仕込めば、夏から秋への食卓に楽しみが加わります。
この夏は従姉妹が庭の梅で梅味噌を手作りしてくれました。ベルギーに戻る数日前にあゆの塩焼きに添えてみたのですが、あゆの香りとよく合って、とても美味しくいただきました。
久しぶりのブログ更新となりましたが、猛暑のなかで暮らす方々へ。
残暑お見舞い申し上げます。
汗をかくというだけでからだのエネルギーを随分と消耗してしまいます。旬の食材に加え、特に疲労回復とエネルギーチャージができるものを多く食卓に取りいれて夏の暑さを乗りきってください。
平成29年 盛夏
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