新春

1月のデザート一皿目には寒いこの時季にぴったりのゲルムクヌーデルというイーストを使ったふわふわ、モチモチの温製デザートを。これはウィーンの家庭のデザートで粉の食事といわれ、食後のデザートというより独立したおやつとしての一食か、食事として食べられることが多いそうです。ウィーンには甘いお菓子を食事に食べる習慣が残っているようですが、こちらベルギーにも同じ習慣があります。昔、ベルギーはオーストリアに長く統治されていたことがあったせいなのでしょうか。。。食事代わりといってもこちらの人は週末のお昼はしっかり時間をかけて食べるため夕方はブリオッシュ生地を使った軽めのタルトを夕食代わりにする場合があるということです。

 蒸したてに熱々ソースをかけていただくケルムクヌーデル。なんだか懐かしい味わいで胃にも優しく、また食べたくなってしまう不思議なおいしさです。2017年もこのゲルムクヌーデルのようにま〜るくて幸せな一年になりますように。今年も皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます。

Temps de douceur

デザートスタイルのお菓子をミニコースで。 果物の自然な甘みや素材のもちあじを十分にいかしながら、どこか懐かしくて、あたたかい気持ちを、ひとくちごとに感じていただけるお菓子をお届けできたなら、そんな思いで、日々レシピに取り組んでおります。

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